“虫媒花”の読み方と例文
読み方割合
ちゅうばいか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この花も同属のアヤメ、ハナショウブ、イチハツなどと同じく虫媒花ちゅうばいかで、昆虫により雄蕊ゆうずいの花粉が柱頭に伝えられる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
へんの花弁中、下方の一花弁には、うしろに突き出たきょと称するものを持っている。元来がんらい、このスミレの花は虫媒花ちゅうばいかなれども、今日こんにちではたいていのスミレ類は果実がみのらない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
この虫媒花ちゅうばいかであるイカリソウの花へは長いくちばしを出すちょうが訪れ、蜜を吸いに来て頭を花中かちゅうへ差し込むときその頭へ花粉をけて、これを他の花の花柱かちゅう柱頭ちゅうとうへ伝えるのである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)