“虫酸”の読み方と例文
旧字:蟲酸
読み方割合
むしず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お母さんは、僕にまであの男を天才だと思わせたいんでしょうが、僕はうそがつけないもんで失礼——あいつの作品にゃ虫酸むしずが走りますよ。
自分自身の体でありながら毛むくじゃらな腕や胸を見ると、ゾッと虫酸むしずが走るのを、どうすることも出来ませんでした。
足の裏 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
でも、あたしを愛してはいたのですけれど、そうされればされる程、虫酸むしずが走る程いやでいやで仕方がなかったのです
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)