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虫喰
ふりがな文庫
“虫喰”のいろいろな読み方と例文
旧字:
蟲喰
読み方
割合
むしく
50.0%
むしば
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしく
(逆引き)
ところが次の日虔十は納屋で
虫喰
(
むしく
)
い
大豆
(
まめ
)
を拾っていましたら林の方でそれはそれは大さわぎが聞えました。
虔十公園林
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
人声が
賑
(
にぎ
)
やかなので、往って見ると、
久
(
ひさ
)
さんの家は
何時
(
いつ
)
の間にか解き
崩
(
くず
)
されて、
煤
(
すす
)
けた
梁
(
はり
)
や
虫喰
(
むしく
)
った柱、黒光りする大黒柱、屋根裏の
煤竹
(
すすたけ
)
、それ/″\
類
(
るい
)
を分って積まれてある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
虫喰(むしく)の例文をもっと
(3作品)
見る
むしば
(逆引き)
床に掛けた軸は
隅々
(
すみずみ
)
も既に
虫喰
(
むしば
)
んで、
床花瓶
(
とこばないけ
)
に投入れた
二本三本
(
ふたもとみもと
)
の
蝦夷菊
(
えぞぎく
)
は、うら枯れて枯葉がち。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
この
浅間敷
(
あさまし
)
い老人の姿——空腹と老衰と病弱とに
虫喰
(
むしば
)
まれている老人の姿を、誰が今日見たところで、その老人が
往昔
(
そのむかし
)
、逞しい体の所有者で、そして素晴らしい好男子で
死の航海
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
虫喰(むしば)の例文をもっと
(3作品)
見る
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
喰
漢検準1級
部首:⼝
12画
“虫喰”で始まる語句
虫喰塗
虫喰栗
検索の候補
船喰虫
虫喰塗
虫喰栗
仙台虫喰
“虫喰”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
二葉亭四迷
国枝史郎
永井荷風
宮沢賢治
野村胡堂