“舞上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まひあが50.0%
まいあが30.0%
まいあ10.0%
まひのぼ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひら/\、と夕空ゆふぞらくもおよぐやうにやなぎから舞上まひあがつた、あゝ、それ五位鷺ごゐさぎです。中島なかじまうへ舞上まひあがつた、とるとけてさつおとした。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とあとから仔雀がふわりとすがる。これで、羽を馴らすらしい。また一組は、おなじくを含んで、親雀が、狭い庭を、手水鉢ちょうずばちの高さぐらいに舞上まいあがると、その胸のあたりへ附着くッつくように仔雀が飛上とびあがる。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
舳櫓ともろを押せる船子ふなこあわてず、さわがず、舞上まいあげ、舞下まいさぐなみの呼吸をはかりて、浮きつ沈みつ、秘術を尽してぎたりしが、また一時ひときり暴増あれまさる風の下に、みあぐるばかりの高浪たかなみ立ちて
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
我ひそかに思へらく、この鳥恐らくはその習ひによりて餌をこゝにのみ求むるならむ、恐らくはこれをほかの處に得てもち舞上まひのぼるを卑しむならむと 二五—二七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)