“夕空”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうぞら95.0%
ゆふぞら5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、それを夕空ゆうぞらはなしてやると、とんぼや、せみはさもうれしそうに、おれいをいって、んでいくようにえたのであります。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
直ぐ後の方でがさ/\と草が鳴ったと思うたら、夕空ゆうぞらうつって大きな黒い影が二つぬうと立って居る。其れは鹿であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ひら/\、と夕空ゆふぞらくもおよぐやうにやなぎから舞上まひあがつた、あゝ、それ五位鷺ごゐさぎです。中島なかじまうへ舞上まひあがつた、とるとけてさつおとした。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)