“舞殿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶでん57.1%
まいどの14.3%
まひでん14.3%
まひどの14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舞殿ぶでん東側ひがしわきの一段高い席に、頼朝と政子まさこ居並いならんで彼女を見た。夫妻は、物珍しいものでも見るように、静のしとやかな礼儀を見まもっていた。
日本名婦伝:静御前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神門と拝殿とは諏訪すわの大社ぐらいあるか。御神馬の彫刻はだれの作か。そこには舞殿まいどのがあり絵馬殿えまでんがあり回廊があるか。御神木のねじの木とは何百年ぐらいたっているか。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
志幾しきの宮の 舞殿まひでんにゆかをならして そでをふる
秋の瞳 (新字旧仮名) / 八木重吉(著)
春よ老いな藤によりたる舞殿まひどのゐならぶ子らよつか老いな
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)