トップ
>
老女
>
らうぢよ
ふりがな文庫
“
老女
(
らうぢよ
)” の例文
『お
前
(
まへ
)
は
亞尼
(
アンニー
)
とか
云
(
い
)
つたねえ、
何
(
なん
)
の
用
(
よう
)
かね。』と
私
(
わたくし
)
は
靜
(
しづ
)
かに
問
(
と
)
ふた。
老女
(
らうぢよ
)
は
虫
(
むし
)
のやうな
聲
(
こゑ
)
で『
賓人
(
まれびと
)
よ。』と
暫時
(
しばし
)
私
(
わたくし
)
の
顏
(
かほ
)
を
眺
(
なが
)
めて
居
(
を
)
つたが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
老女
(
らうぢよ
)
ようちなつた
*6
といひつゝ木の
盤
(
ばん
)
の上に長き草をおきて
木櫛
(
きくし
)
のやうなるものにて
掻
(
かき
)
て
解分
(
ときわく
)
るさま也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
格子の中より六十餘の
人品
(
じんぴん
)
能
(
よき
)
老女
(
らうぢよ
)
聲
(
こゑ
)
を
懸
(
かけ
)
其許
(
そのもと
)
庇
(
ひさし
)
の下に居るとも
濡
(
ぬ
)
れ給ふべし此方へ
入
(
いり
)
て雨を
凌
(
しの
)
がれよと
念頃
(
ねんごろ
)
に申せしかば彦兵衞大いに
悦
(
よろこ
)
び
然
(
さら
)
ば仰せに
隨
(
したが
)
ひ
暫時
(
しばし
)
雨舍
(
あまやど
)
りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ハテ、
妙
(
めう
)
な
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ふ
女
(
をんな
)
だと
私
(
わたくし
)
は
眉
(
まゆ
)
を
顰
(
ひそ
)
めたが、よく
見
(
み
)
ると、
老女
(
らうぢよ
)
は、
何事
(
なにごと
)
にか
痛
(
いた
)
く
心
(
こゝろ
)
を
惱
(
なや
)
まして
居
(
を
)
る
樣子
(
やうす
)
なので、
私
(
わたくし
)
は
逆
(
さか
)
らはない
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
今も我があたりにて
老女
(
らうぢよ
)
など
今日
(
けふ
)
は布を市にもてゆけなどやうにいひて
古言
(
こげん
)
ものこれり。
東鑑
(
あづまかゞみ
)
を
案
(
あんず
)
るに、建久三壬子の年
勅使
(
ちよくし
)
皈洛
(
きらく
)
の時、
鎌倉殿
(
かまくらどの
)
より
餞別
(
せんべつ
)
の事をいへる
条
(
くだり
)
に
越布
(
ゑつふ
)
千
端
(
たん
)
とあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
聽
(
き
)
いて
見
(
み
)
るとイヤハヤ
無※
(
ばか
)
な
話
(
はなし
)
!
西洋
(
せいよう
)
でもいろ/\と
縁起
(
えんぎ
)
を
語
(
かた
)
る
人
(
ひと
)
はあるが、
此
(
この
)
老女
(
らうぢよ
)
のやうなのはまア
珍
(
めづ
)
らしからう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
いかなるものにて
何
(
なん
)
にするぞと
問
(
と
)
へば、山にあるいらといふ草也、これを糸にしてあみ
衣
(
きぬ
)
を作るといへり。あみ
衣
(
きぬ
)
といふ名のめづらしければ
強
(
しひ
)
てたづねければ、
老女
(
らうぢよ
)
はわらひてこたへず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“老女”の意味
《名詞》
高齢の女性。
武家で奥向きの侍女の長。
(出典:Wiktionary)
“老女”の解説
老女(ろうじょ)は、武家や公家で、侍女の筆頭である女性のこと。また、幕府女中の上臈御年寄、小上臈、御年寄の三役の総称として、老女という呼称が用いられた。
(出典:Wikipedia)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“老女”で始まる語句
老女達
老女修道者
老女史
老女子
老女役