祝福しゆくふく)” の例文
りにつてやつちるなんてよつぽどうんわるいや‥‥」と、一人ひとりはまたそれが自分じぶんでなかつたこと祝福しゆくふくするやうにつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
しきり面目めんもくながるくせに、あは/\得意とくいらしい高笑たかわらひをつた。家内かない無事ぶじ祝福しゆくふくするこゝろでは、自分じぶんせられたのを、かへつて幸福かうふくだとおもつてよろこんだんです。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
格子こうしうちより君等きみら祝福しゆくふくせん、正義せいぎ萬歳ばんざい! 正義せいぎ萬歳ばんざい!』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)