“珠洲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すず83.3%
すす16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この尼は箸ばかりでなく、諸国をめぐってつえや椿の小枝をさし、それが皆今は大木になっているのであります。(能登国名跡志以下。石川県珠洲すず郡上戸村寺社)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
能登国珠洲すずヶ岬へふきはなされたまいし時、いま一度陸にうけて、ともかくもなさせ給えとて、北のかたくれないはかまに、からのかがみを取添えて、八大竜王に参らせらると、つたえ聞く
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
珠洲すすうみに朝びらきしてれば長浜ながはまうらつきりにけり 〔巻十七・四〇二九〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)