“珠数繋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゅずつな50.0%
じゅずつなが16.7%
じゆずつなぎ16.7%
ずずつな16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中庭には人足と飯場女とが五十人余り珠数繋じゅずつなぎにされ、ズラリと一列に並んでいたが、地丸左陣の姿を見ると恐怖の表情をさっと浮かべた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
だが、すべてが一家三人珠数繋じゅずつながりでなければ何事にも興味が持てなくなっているわたくしたちの家の海外移動の準備は、金の事だけでも生やさしいものではなかった。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
大勢おほぜいの坊主が珠数繋じゆずつなぎにせられる所をまぼろしに見ることがあつたが、それは皆間もなく事実になつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
警察署にての訊問じんもん果てしのち、大阪に護送せらるることとなり、の八、九時頃にやありけん、珠数繋ずずつなぎにて警察の門を出でたり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)