“数珠梯子”の読み方と例文
読み方割合
じゅずばしご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土蔵の中の四角な暗天地に、鍵繩かぎなわをかけたり数珠梯子じゅずばしごをわたしたりして、あやしき活躍をいとなんでおりました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
螺旋状らせんじょう梯子口はしごぐちから二そうへかけ上がり、それより上は階段かいだんがはずされてあるので、鈎縄かぎなわ、あるいは数珠梯子じゅずばしごなどを投げかけ、われ一ばんりとよじのぼっていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そこにたしか、数珠梯子じゅずばしごが垂れている筈です。——数珠梯子が」——と、そういわれて、お綱の目にフイと止まったのは、柱のかげに隠れて、上から垂れていた一本のなわ
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)