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珠数繋
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じゅずつな
ふりがな文庫
“
珠数繋
(
じゅずつな
)” の例文
中庭には人足と飯場女とが五十人余り
珠数繋
(
じゅずつな
)
ぎにされ、ズラリと一列に並んでいたが、地丸左陣の姿を見ると恐怖の表情を
颯
(
さっ
)
と浮かべた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
乗ってる者は残らず
珠数繋
(
じゅずつな
)
ぎにされて、向うの政府の猟船が出張って来るまで、そこの土人へ一同お預けさ
深川女房
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
青い軍服を着た海軍士官の一隊が——彼の眼には
編笠
(
あみがさ
)
をかむって
珠数繋
(
じゅずつな
)
ぎになっている囚人の姿に見えてくる。こうした
憂鬱
(
ゆううつ
)
に沈みきって、
悄然
(
しょうぜん
)
とむなしい旅から戻って来た。
苦しく美しき夏
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
彼の
背後
(
うしろ
)
には縄付きが五人ズラリと廊下に
跪
(
ひざまず
)
いている。昨日まで武威を誇っていた鬼王丸と四天王とがいわゆる
珠数繋
(
じゅずつな
)
ぎに繋がれて
悄然
(
しょうぜん
)
と跪いているのである。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
珠
常用漢字
中学
部首:⽟
10画
数
常用漢字
小2
部首:⽁
13画
繋
漢検準1級
部首:⽷
17画
“珠数”で始まる語句
珠数
珠数屋
珠数玉
珠数生
珠数懸
珠数珠
珠数継
珠数子釣
珠数掛鳩