えごみ)” の例文
あとひどくつてな、えんしたでもなんでもえごみが一ぺえで、そえつあゝせばえゝんだが床板ゆかいたしらかびつちやつてれがまだなか/\ねえからたゝみなんざ何時いつめるもんだかわかんねえのさ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれ三足目みあしめきしつた。きしはたけで、洪水こうずゐもたらしたはひてるえごみが一ぱいかわいておほきな龜裂きれつしやうじてる。周圍しうゐ蜀黍もろこしられたまゝすことほくはぼんやりとしてれもきりなか悄然ぽつさりつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)