“沙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すな84.1%
いさご11.6%
1.4%
1.4%
まなご1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暑いを吸うていたかわらすな鬼魅きみ悪くほかほかしていた。その時莚包むしろづつみ焼明たいまつを持って背の高い男が、を持った角顔の男のほうを見て
赤い土の壺 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
すると、たちまち狂風吹き起って、いさごを飛ばし、石をはしらせ、人々は地に面をおおい、天に眼をふさいだ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ややもすれば上に偶語ぐうごし、剣をあんじてその君主に迫らんとしたる勇夫健卒も、何時いつの間にやら君臣の大義に支配せられ、従順なる良臣となりおわれり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ただいささか六つななつのおさなだちより誰つたゆるとも覚えず心にうつりたるもの折々にかたちをあらはしてかくはかなき文字たにはなりつ、人見なばすねものなどことやうの名をや得たりけん
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「白細砂」とあって、やはり砂のことを云っているし、なお、「八百日やほかゆく浜のまなごも吾が恋にあにまさらじかおきつ島守」(巻四・五九六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)