“磧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわら73.8%
かはら21.3%
こいし1.6%
がわら1.6%
すなはら1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暑いを吸うていたかわらすな鬼魅きみ悪くほかほかしていた。その時莚包むしろづつみ焼明たいまつを持って背の高い男が、を持った角顔の男のほうを見て
赤い土の壺 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
練吉はちいさい時頭の大きな首の細い子供であつたが、房一は彼をかはらのまん中で追ひまはしたこともあるやうな気がする。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
磧は黒く醜くなりすなは黄ばめる普通つねの沙となれり、見よ見よいかにと告げ知らするに二人は驚き、まなこみはりて見れば全く父の言葉に少しもたがわぬすなこいし
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
後白河法皇の院政中、京の賀茂がわらでめずらしい死罪が行なわれた。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
蛇がそのすなはら一面に群居し、毒気を吐きて鳥をおとし食うのか判らぬ。