“沙漠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さばく98.2%
しやばく1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただでさへひつそりしてゐるその「特別区域」が、そんな失望のあとではまるで無人の沙漠さばくのやうに味気なく思ひ返されるのでした。
死児変相 (新字旧仮名) / 神西清(著)
王子おうじはこういうあわれな有様ありさまで、数年すうねんあいだあてもなく彷徨さまよあるいたのち、とうとうラプンツェルがてられた沙漠さばくまでやってました。
寥廓れうくわくたる万古ばんこ沙漠しやばくを左右にして寝て居るのかと思ふと、この沙漠しやばくの中から予言者がおこつたり
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)