“さばく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沙漠51.4%
砂漠43.0%
佐幕3.7%
沙原0.9%
破漠0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王子おうじはこういうあわれな有様ありさまで、数年すうねんあいだあてもなく彷徨さまよあるいたのち、とうとうラプンツェルがてられた沙漠さばくまでやってました。
都市は反抗の周囲に砂漠さばくと変じ、人の魂は冷却し、避難所は閉ざされ、街路は防寨ぼうさいを占領せんとする軍隊を助ける隘路あいろとなるのだった。
この時に当りて徳川家の一類に三河みかわ武士の旧風きゅうふうあらんには、伏見ふしみ敗余はいよ江戸に帰るもさらに佐幕さばくの諸藩に令して再挙さいきょはかり、再挙三拳ついにらざれば退しりぞいて江戸城を守り
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
又藍丸国の北と西は、はてしない沙原さばくで囲まれていて、南と東側はどこまでも続いた海になっていますが、中にも南の宇美足国には湖や河が沢山あって、商売の盛んな処で御座います。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
ともしたり、昼間いきなり破漠さばくの上に、大きな海をこしらへて、城や何かも出したりする。全くたちが悪いんぢや。
北守将軍と三人兄弟の医者 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)