“江(エ)” の例文
其について思ひ起すのは、友人永瀬七三郎君が、北河内三(サン)个江(エ)の口(クチ)(野崎の近辺)に住んだ頃、こもろいと言ふ形容詞をよく耳にした。
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
乙の類 延、要、曳、叡、江、吉、枝、兄、柄(これは「枝(エ)」「兄(エ)」「江(エ)」「笛(フエ)」「鵼(ヌエ)」「吉野(エシヌ)」「消(キエ)」「絶(タエ)」「越(コエ)」等に用いられる)
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
「兄(エ)」「枝(エ)」「江(エ)」「笛(フエ)」「越え」「見え」「栄え」「崩(ク)え」等の「え」には延曳叡要など(乙)類の文字を用いて(甲)類の文字を用いることなく、その間の区別が厳重である。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)