“江州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごうしゅう85.5%
がうしう7.3%
こうしゅう3.6%
おほみ1.8%
コウシュウ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お銀の奉公先は、江州ごうしゅう小室こむろで一万二千石の領主小堀和泉守こぼりいずみのかみ様——江戸御上屋敷は駿河台だ。奥方には御姫様ばかりで跡取りが無い。
この両三年来の私の生活は自らむちうつ生活であつた。自分で自分を責めた挙句、私は自殺の心をさへ起した——或時は江州がうしうの片田舎で、或時は京都の旅舎で、また或時は九州の旅のはてで。
愛は、力は土より (新字旧仮名) / 中沢臨川(著)
江州こうしゅうは、米どころ、魚もとれ、気候もよい。気をゆたかに、刑期をしんぼうしてくれい。折をみて、弟を見舞いにやろうし、小費こづかいも届けようぞ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江州おほみに行き、草鞋がけで山の杉の立木を買ふ。
(旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
共謀ノ戴宗タイソウハ、モト江州コウシュウ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)