“止度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とめど94.4%
とめた5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰(だれ)にいうともない独言(ひとりごと)ながら、吉原(よしわら)への供(とも)まで見事(みごと)にはねられた、版下彫(はんしたぼり)の松(まつ)五郎(ろう)は、止度(とめど)なく腹(はら)の底(そこ)が沸(に)えくり返(かえ)っているのであろう。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
銀座は空いた円タクが止度(とめど)もなく通る。新太郎君は車体の新しいのを物色するため三四台遣(や)り過ごしてから頷いた。円タクは嚏(くしゃみ)をしても止まる。
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
おまえの髪と確(しっか)り結び合(あわ)せ喼喼(きゅうきゅう)如律令(にょりつりょう)と唱(とな)えて谷川に流し捨(すて)るがよいとの事、憎や老嫗(としより)の癖に我を嬲(なぶ)らるゝとは知(しり)ながら、貴君(あなた)の御足(おんあし)を止度(とめた)さ故に良事(よいこと)教(おし)られしよう覚(おぼえ)て馬鹿気(ばかげ)たる呪(まじない)も
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)