“止山”の読み方と例文
読み方割合
とめやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それですから旧暦の八月八日からは、公儀のお止山とめやまということになって、誰も金山へは登ることが出来なくなります。
半七捕物帳:37 松茸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「だって、今上きんじょうの天子さまがお馴染なじみで、毎度毎度、お通いになっている高嶺たかねの花、いいえ、お止山とめやまの花ですもの」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あらためていうまでもなく、ここは御岳みたけのお止山とめやまで、足踏あしぶみのならないところだのに、ふたりはその禁制きんせいを気づかずに、どこの山境やまざかいからまよいこんできたのであろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)