“月明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきあかり50.0%
げつめい34.2%
つきあか7.9%
つきあきら5.3%
つきあ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このあたりを俗に大洞だいどうと称している。前面の小島は小鳥ヶ島である。月明つきあかりの夜に湖上に舟を浮べて、幽寂を楽しむのも一興であろう。
そもそも享保のむかし服部南郭はっとりなんかくが一夜月明げつめいに隅田川を下り「金竜山畔江月浮きんりゅうさんはんにこうげつうく」の名吟を世に残してより、明治に至るまでおよそ二百有余年
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
港口みなとぐちんでえるのをました……あつとおもふとゆめめたが、月明つきあかりにしも薄煙うすけぶりがあるばかり、ふねなかに、たふとかうかをりのこつたと。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その晩は例の竹が、枕元で婆娑ばさついて、寝られない。障子しょうじをあけたら、庭は一面の草原で、夏の夜の月明つきあきらかなるに、眼をしらせると、垣もへいもあらばこそ、まともに大きな草山に続いている。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
春木は、首をちぢめて、へいのかげにとびこんだ。二十日あまりの月明つきあかりであった。姿を見られやすいから、行動は楽でない。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)