“旅芸人”の読み方と例文
読み方割合
たびげいにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このとき、盲目もうもく母親ははおやきながら、十五、六のむすめが、雪道ゆきみちあるいていきました。母親ははおや三味線しゃみせんかかえていました。旅芸人たびげいにんです。
雪消え近く (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれはどこかの町で見かけた旅芸人たびげいにん所作しょさを思いうかべて、わざと、きょうをそえながら、つえでクルリと円形えんけいせんをえがいて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それにしても、子どもたちの話では、おまえはまた旅芸人たびげいにんになると言っているそうだが、おまえもう、あの寒さと空腹くうふくで死にかけたことをわすれたのかえ