“攬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
と81.8%
ひ9.1%
もや9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
而して燕王の豪傑の心を攬(と)る所以(ゆえん)のもの、実に王の此(こ)の勇往邁進(まいしん)、艱危(かんき)を冒して肯(あえ)て避けざるの雄風(ゆうふう)にあらずんばあらざる也。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
五三仏菩薩の教(をしへ)の広大なるをもしらず、愚かなるまま、五四慳(かだま)しきままに世を終るものは、其の五五愛慾邪念の五六業障(ごふしやう)に攬(ひ)かれて、或は五七故(もと)の形(かたち)をあらはして恚(いかり)を報(むく)い
処(ところ)が其(そ)の小船(こぶね)は、何(なん)の時(とき)か、向(むか)ふ岸(ぎし)から此(この)岸(きし)へ漕寄(こぎよ)せたものゝ如(ごと)く、艫(とも)を彼方(かなた)に、舳(みよし)を蘆(あし)の根(ね)に乗据(のつす)えた形(かたち)に見(み)える、……何処(どこ)の捨小船(すてをぶね)にも、恁(か)う逆(ぎやく)に攬(もや)つたと言(い)ふのは無(な)からう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)