“邁進”の読み方と例文
読み方割合
まいしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きのうまでの僕とは、ちがうのだ。自信をもっ邁進まいしんしよう。一日いちにち労苦ろうくは、一日いちにちにてれり。きょうは、なんだか、そんな気持だ。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ひとから頼まれて男より邁進まいしんする場合もあった。しかしそれは眼前に手で触れられるだけの明瞭めいりょうな或物をつらまえた時に限っていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
而して燕王の豪傑の心を所以ゆえんのもの、実に王のの勇往邁進まいしん艱危かんきを冒してあえて避けざるの雄風ゆうふうにあらずんばあらざる也。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)