“手錠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てじょう76.5%
てぢやう5.9%
ぢやう5.9%
てじやう5.9%
てじよう5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、それよりも、ぼくの手が、手錠てじょうのかわりに、きみの手首をにぎりつづけていたんだからね。手首がしびれやしなかったかい。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
聞かれ夫は奇特きどくなる申ぶん夫さへ得心とくしんせぬは合點がてんゆかぬ奴なり手錠てぢやう申付明日より三日の内に三十兩調達致せと猶々なほ/\嚴敷申渡されけり是ひとへに淡路守殿勘兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以て申立る條勘太郎同意どういと思はれる因て手錠ぢやう申付ると勘兵衞に手錠を掛られおつて呼出すとて皆々白洲を下られけりされば勘兵衞は兩人をうらみけるを權三助十は冷笑あざわらひ其許は商賣出精爲者には店立を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
手錠てじやう足械あしかせかなしいけれど
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
その記憶は、五十日の手錠てじようの刑にった、あの一昨年の一件に外ならなかった。
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)