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婦
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ふ
ふりがな文庫
“
婦
(
ふ
)” の例文
五百の来り嫁した時、抽斎の家族は主人夫婦、長男
恒善
(
つねよし
)
、長女
純
(
いと
)
、次男
優善
(
やすよし
)
の五人であったが、間もなく純は
出
(
い
)
でて馬場氏の
婦
(
ふ
)
となった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
人の
婦
(
ふ
)
なることを知りて之を姦せんとす、元より非道なり、
然
(
さ
)
れども彼は非道を世人の嫌悪する意味に於ての非道とせず。
心機妙変を論ず
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
一二
禽
(
きん
)
を
制
(
せい
)
するは
気
(
き
)
にあり。
婦
(
ふ
)
を制するは其の
夫
(
をつと
)
の
雄
(
を
)
々しきにありといふは、
現
(
げ
)
にさることぞかし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
修善寺
(
しゅぜんじ
)
の方へ
蜜月
(
みつづき
)
の旅と答へた——最愛なる新婚の
婦
(
ふ
)
、ポネヒル姫の第一発は、
仇
(
あだ
)
に
田鴫
(
たしぎ
)
山鳩
(
やまばと
)
如きを打たず、願はくは
目覚
(
めざま
)
しき獲物を
提
(
ひっさ
)
げて、
土産
(
みやげ
)
にしようと思つたので。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
わが右の手にその
巧
(
たく
)
みを忘れしめよ、もし子たるものがその母を忘れ得るなれば余は余の国を忘れ得るなり、無理に離縁状を渡されし
婦
(
ふ
)
はますますその
夫
(
ふ
)
を慕うがごとく
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
▼ もっと見る
住民また甚だ太古の
風
(
ふう
)
を存し、
婦
(
ふ
)
は皆齒に
涅
(
でつ
)
し、
山袴
(
やまばかま
)
と稱する
短袴
(
たんこ
)
を
穿
(
うが
)
ち、ことに其の清麗透徹たる山水は
克
(
よ
)
く天然の麗質を生じて、世に見るを得べからざるの美
頗
(
すこぶ
)
る多しと聞く。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「
世間
(
せけん
)
の夫
婦
(
ふ
)
は
夫
(
それ
)
で
済
(
す
)
んで
行
(
い
)
くものかな」と
独言
(
ひとりごと
)
の様に云つたが、別に梅子の返事を予期する気もなかつたので、代助は
向
(
むかふ
)
の
顔
(
かほ
)
も見ず、たゞ畳の
上
(
うへ
)
に置いてある
新聞
(
しんぶん
)
に
眼
(
め
)
を
落
(
おと
)
した。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“婦(
婦人
)”の解説
夫人
婦人(ふじん)はくだけた呼び方であり、これは敬称ではない。
正しい敬称はご婦人(ごふじん)であり英語圏ではMs.に相当する。
一般的には成人女性全般または大人の女性への敬称である。上流階級の女性には貴婦人があてがわれる。
類似する意味には成人女性全般を意味する婦女(ふじょ)は汎用性の高い女性と同義である。
(出典:Wikipedia)
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
“婦”を含む語句
夫婦
情婦
主婦
婦人
娼婦
貴婦人
醜婦
妖婦
淫売婦
新婦
老婦
夫婦喧嘩
寡婦
命婦
淫婦
婦女
酌婦
婦女子
妊婦
老夫婦
...