“好一対”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こういっつい83.3%
かういつつゐ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに貞女で、女のわざなんでも出来るというのでありますから、文治とは好一対こういっついの美夫婦であります。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
岩村いわむらさんのお話しの『学士会院ラシステキューの鐘』と好一対こういっついとも云うべきで、少しゆえあって明白地あからさまに名前を挙げるのははばかりあるけれど、私のく懇意な人のそのまたあねさんのそのまた婿さんの実話である。
白い光と上野の鐘 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)
ボオドレエルがパイプの詩はもとより、Lyra Nicotiana をひるがへすも、西洋詩人の喫煙をづるは、東洋詩人の点茶てんちやを悦ぶと好一対かういつつゐなりと云ふを得べし。