“一対”のいろいろな読み方と例文
旧字:一對
読み方割合
いっつい93.9%
いつつい3.0%
つがひ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして凝視ぎょうししているすずしいには深いかなしみの色がやどっていた。その眼で若者はさっきから一対いっついのおしどりをあかずながめていた。
おしどり (新字新仮名) / 新美南吉(著)
それを引きばすと、既婚きこん一対いつついは、双方ともに、流俗に所謂いはゆる不義インフイデリチの念におかされて、過去から生じた不幸を、始終めなければならない事になつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)