“夫丈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
それだけ75.0%
それだ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の大きな、鼻の細い、唇の薄い、はちひらいたと思ふ位に、ひたひが広くつてあごけた女であつた。造作ぞうさく夫丈それだけである。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
はなしいたときかれむし御米およね機敏きびん才覺さいかくおどろかされた。同時どうじはたして夫丈それだけ必要ひつえうがあるかをうたがつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
酔興すいきょうに述作をするからだと云うなら云わせて置くが、近来の漱石は何か書かないと生きている気がしないのである。夫丈それだけではない。
入社の辞 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)