“心丈夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころじょうぶ55.6%
こゝろぢやうぶ22.2%
こゝろじようぶ11.1%
こゝろじやうぶ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃ行って見るか。げに嫌だったら無理に苦労して御厄介になっていなくても、そうとなりゃこの子がいるから心丈夫こころじょうぶだあね」
多分たぶん牛乳ぎうにゆう配達はいたつするためかなどで、あゝいそぐにちがひないとめてゐたから、此音このおとくとひとしく、もうけて、隣人りんじん活動くわつどうはじまつたごとくに、心丈夫こゝろぢやうぶになつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
心丈夫こゝろじようぶ車夫しやふかほれば二十五六のいろくろく、小男こをとこせぎす、あ、つきそむけたあのかほれやらでつた、れやらにるとひと咽元のどもとまでころがりながら
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
不器用ぶきようすこうごけばさう繃帶ほうたいであつたがそれでも勘次かんじには心丈夫こゝろじやうぶであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)