“大鯛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおだい50.0%
おほだい16.7%
おおたい16.7%
おほだひ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、いよいよとなってみると大へんなまちがいで、大鯛おおだい一ぴきずつをぜんの上に備えねばならぬということがわかった。
本所松坂町 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
是等の他にも大魚を捕ふる法有りしなり。此事は常陸椎塚より發見はつけんされたる大鯛おほだいの頭骨に骨器のさり在りし事に由つて知られたり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
すこぶるよろしい! では、あすの朝にでも河岸かしへ行って、江戸一番の大鯛おおたいをととのえてな、それからなだの生一本を二、三十たるほどあつらえておきなよ。
さゝに、大判おほばん小判こばん打出うちで小槌こづち寶珠はうしゆなど、就中なかんづく染色そめいろ大鯛おほだひ小鯛こだひゆひくるによつてあり。お酉樣とりさま熊手くまで初卯はつう繭玉まゆだま意氣いきなり。北國ほくこくゆゑ正月しやうぐわつはいつもゆきなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)