“初卯”の読み方と例文
読み方割合
はつう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、北茂安村千栗八幡社にては、正月初めにかゆをたき、旧二月初卯はつうの日にその粥の状態を検して、豊凶を判知することにきまっておる。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
久しくすたれていたのを、この二月初卯はつうを期して——後代の佳例に残るかどうかは知らないが、ともかくもやってみたいというのが発企者ほっきしゃの意見で
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
初卯はつう母様おつかさん腰元こしもとを二人れて、まち卯辰うたつはう天神様てんじんさまへおまゐンなすつて、晩方ばんがたかへつてらつしやつた、ちやうど川向かはむかふの、いまさるところ
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)