“小判”の読み方と例文
読み方割合
こばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくさがあっても貧相でなく、新鋳しんちゅう小判こばんがザラザラ町にあらわれ、はでで、厳粛げんしゅくで、陽気で、活動する人気にんきは秀吉の気質きしつどおりだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なんでも一もあるほどの小判こばんを馬につけまして、宰領の衆も御一緒で、中津川へお帰りの時も手前どもから江戸をお立ちになりましたよ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
両替りょうがえ両替りょうがえ小判こばん両替りょうがえ。」というこえは、かぜのまにまにとおくになったり、ちかくになったりしてこえてきたのであります。
金銀小判 (新字新仮名) / 小川未明(著)