“圖(ず)” の例文
新字:図
矢筒(やつゝ)などの品物(しなもの)の圖(ず)が少(すこ)し殘(のこ)つてゐるだけでありまして、ごく昔(むかし)の日本人(につぽんじん)はけっして繪(え)が上手(じようず)であつたとか、好(す)きであつたとはいふことが出來(でき)ないのです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
閃弧(せんこ)といふものがある。圖(ず)は千九百六年(せんくひやくろくねん)のヴェスヴィオ噴火(ふんか)に於(おい)て、ペアレット氏(し)の撮影(さつえい)に係(かゝ)るものである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
さうして家(いへ)の潰(つぶ)れ方(かた)が圖(ず)に示(しめ)された通(とほ)りであつたならば、生徒中(せいとちゆう)に一人(ひとり)の負傷者(ふしようしや)も出來(でき)ず、「しやがんだまゝ外(そと)へ出(で)よ」との第二號令(だいにごうれい)で、全員(ぜんいん)秩序(ちつじよ)を亂(みだ)さず
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
しかし非常(ひじよう)に面白(おもしろ)い人物(じんぶつ)動物(どうぶつ)家屋(かおく)の圖(ず)などの他(ほか)には、祝部土器(いはひべどき)やその他(た)の品物(しなもの)、または古墳(こふん)の石室(せきしつ)横穴(よこあな)の中(なか)の壁(かべ)などに彫(ほ)りつけた、まことに粗末(そまつ)な人物(じんぶつ)や盾(たて)
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
明治二十九年(めいじにじゆうくねん)の三陸大津浪(さんりくおほつなみ)は、其原因(そのげんいん)數十里(すうじゆうり)の沖合(おきあひ)に於(お)ける海底(かいてい)の地形變動(ちけいへんどう)にあつたのであるが、津浪(つなみ)の常習地(じようしゆうち)たる漏斗状(じようごがた)の港灣(こうわん)の奧(おく)に於(おい)ては圖(ず)に示(しめ)された通(とほ)り、或(あるひ)は八十尺(はちじつしやく)
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
次(つ)ぎに裝飾(そうしよく)模樣(もよう)の類(るい)も、石器時代(せつきじだい)の土器(どき)にあるような、曲線(きよくせん)のごて/\した模樣(もよう)のまったくないことは、前(まへ)に申(まを)したとほりで、たゞ簡單(かんたん)な圓(えん)や三角(さんかく)の圖(ず)の他(ほか)には、刀劍(とうけん)の柄(つか)の飾(かざ)りにあつたような
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
圖(ず)は明治四十二年(めいじしじゆうにねん)八月十四日(はちがつじゆうよつか)姉川大地震(あねがはだいぢしん)に於(おい)て倒潰(とうかい)の憂(う)き目(め)を見(み)た、田根小學校(たねしようがつこう)の教場(きようじよう)である。讀者(どくしや)は墜落(ついらく)した小屋組(こやぐみ)が、其連合(そのれんごう)の力(ちから)を以(もつ)ていかに完全(かんぜん)に支(さゝ)へられたかを見(み)られるであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)