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吾
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おれ
ふりがな文庫
“
吾
(
おれ
)” の例文
あれは憎い、憎い奴だから殺したいということなら、
吾
(
おれ
)
も了簡のしようがあるが、(死んでくれりゃ可い。)は実に残酷だ。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
清「これ長二
手前
(
てめえ
)
能く
吾
(
おれ
)
の
拵
(
こせ
)
えた棚を毀したな、手前は大層上手になった、己の仕事に嘘があるとは感心だ、何処に嘘があるか手前の気の付いた所を一々其処で云って見ろ」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
うむ、
吾
(
おれ
)
を。お貞、ずるい根性を出さないで、
表向
(
おもてむき
)
に吾を殺して、公然、良人殺しの罪人になるのだ。お貞、良人
殺
(
ころし
)
の罪人になるのだ。うむお貞。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
前刻
(
さっき
)
吾
(
おれ
)
が聞いた時も、いひやうもあらうものを、敵情なんざ聞かうとも、見やうとも思はなかつたは、実に驚く。
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
(お貞、
吾
(
おれ
)
も環にゃ血を分けたもんだがなあ。)とさも
情
(
なさけ
)
なそうに言ったのには、私も
堪
(
たま
)
らなく気の毒だったよ。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「主人も
糸瓜
(
へちま
)
もあるものか、
吾
(
おれ
)
は、何でも重隆様のいいつけ通りにきっと勤めりゃそれで
可
(
い
)
いのだ。お
前様
(
めえさま
)
が何と謂ったって耳にも入れるものじゃねえ。」
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
うんや、そうやすやすとは
入
(
い
)
れねえだ。旦那様のいいつけで三原伝内が番する
間
(
うち
)
は、敷居も
跨
(
また
)
がすこっちゃあねえ。
断
(
たっ
)
て入るなら
吾
(
おれ
)
を殺せ。さあ、すっぱりとえぐらっしゃい。
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
残念ながら分らなかったというならまだも
恕
(
じょ
)
すべきであるに、先に将校に
検
(
しら
)
べられた時も、
前刻
(
さっき
)
吾
(
おれ
)
が聞いた時も、いいようもあろうものを、敵情なんざ聞こうとも、見ようとも思わなかったは
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この
家
(
や
)
をめざしてからに、何遍も探偵が
遣
(
や
)
って来るだ。はい、麻畑と謂ってやりゃ、即座に捕まえられて、
吾
(
おれ
)
も、はあ、
夜
(
よ
)
の目も合わさねえで、お前様を見張るにも及ばずかい、御褒美も
貰
(
もら
)
えるだ。
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「誰が人に頼まれるもんか。
吾
(
おれ
)
の
了簡
(
りょうけん
)
で吾が聞くんだ。」
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「誰が人に頼まれるもんか。
吾
(
おれ
)
の了簡で吾が聞くんだ。」
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“吾”の意味
《代名詞》
(われ、わ、上代ではあれ、あ)(古)一人称の代名詞。
(出典:Wiktionary)
吾
漢検準1級
部首:⼝
7画
“吾”を含む語句
吾儕
吾子
吾家
吾妻
吾輩
吾等
吾夫
吾君
吾人
吾々
吾妻鏡
吾嬬
吾妻山
吾妻川
吾曹
吾妻橋
吾身
吾妻下駄
吾妹子
余吾
...