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さんぱいしゃ
参拝者の
中で一ばんに
数も
多く、
又一ばんに
美しいのは、
矢張り
何の
註文もなしに、
御礼に
来らるる
方々でございましょう。
つまり
私の二百
年間のその
日その
日はいつも
御弊と一
体、
夜分参拝者が
杜絶た
時分になって
初めて
自分に
返って
御弊から
離れると
言った
塩梅なのでございます。
近年は
敬神の
念が
薄らぎました
故か、めっきり
参拝者の
数が
減り、
又熱心さも
薄らいだように
感じられますが、
昔は
大そう
真剣な
方が
多かったものでございます。