“前樣”のいろいろな読み方と例文
新字:前様
読み方割合
まへさま77.8%
まへさん11.1%
めえさま11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、三年(ねん)前(まへ)、……日(ひ)は違(ちが)ひます。なれども、同(おな)じ此(こ)の霜月(しもつき)の夜(よ)さり、丁(ちやう)ど同(おな)じ今(いま)の時刻(じこく)、私(われら)にもお前樣(まへさま)と同(おな)じ事(こと)がありました。……
三人の盲の話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「かうやつて、かう挽(ひ)いてるんだぜ、木挽(こびき)の小僧(こぞう)だぜ。お前樣(まへさん)はおかみさんだらう、柳屋(やなぎや)のおかみさんぢやねえか、それ見(み)ねえ、此方(こつち)でお辭儀(じぎ)をしなけりやならないんだ。ねえ、」
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
隨つて、其昔「お前(めえ)」とか「其方(そご)」とか呼び慣してゐた村の人達も、期せずして皆「お前樣(めえさま)」と呼んだ。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)