“二三輪”の読み方と例文
読み方割合
にさんりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もすそ濡縁ぬれえんに、瑠璃るりそらか、二三輪にさんりん朝顏あさがほちひさあはく、いろしろひとわきあけのぞきて、おび新涼しんりやうあゐゑがく。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
みづかげもさゝぬのに、四阿あづまやをさがりに、二三輪にさんりん眞紫まむらさき菖蒲あやめおほきくぱつといて、すがつたやうに、たふれかゝつたたけさをも、いけ小船こぶねさをさしたやうに面影おもかげつたのである。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)