不正直ふしょうじき)” の例文
だから、不正直ふしょうじき商人しょうにんになると、そこをつけこんで、いいしなでもわるいといって、やすい、わるいしなでもいいといって、たかったりして、もうけるものです。
トム吉と宝石 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ただ給料きゅうりょうむさぼっているにぎん……そうしてれば不正直ふしょうじきつみは、あえ自分じぶんばかりじゃい、時勢じせいにあるのだ、もう二百ねんおそ自分じぶんうまれたなら、まるでべつ人間にんげんであったかもれぬ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しかしおれ有害ゆうがいなことにつとめてるとうものだ、自分じぶんあざむいている人間にんげんから給料きゅうりょうむさぼっている、不正直ふしょうじきだ、けれどもおれそのものいたって微々びびたるもので、社会しゃかい必然ひつぜんあくの一分子ぶんしぎぬ、すべまち
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)