“不正直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふしょうじき40.0%
ふしやうぢき20.0%
ふしゃうぢき20.0%
ふしようぢき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、不正直ふしょうじき商人しょうにんになると、そこをつけこんで、いいしなでもわるいといって、やすい、わるいしなでもいいといって、たかったりして、もうけるものです。
トム吉と宝石 (新字新仮名) / 小川未明(著)
給料きふれうむさぼつてゐるにぎん……さうしてれば不正直ふしやうぢきつみは、あへ自分計じぶんばかりぢやい、時勢じせいるのだ、もう二百ねんおそ自分じぶんうまれたなら、全然まるでべつ人間にんげんつたかもれぬ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
乳母 さゝ、たのまれぬ、しんぜられぬ、不正直ふしゃうぢきをとこならひぢゃ。どれも/\譃吐うそつき誓言破せいごんやぶり、ろくでなしの詐僞者いつはりものぢゃ。あゝ、彼僮あいつめは何處どこにをったぞ? 火酒しゃうちゅうてくりゃ。
うもれもさづかものだからと一人ひとりふに、仕方しかたい、十ぶんせん大旦那おほだんながしぼりつた身上しんじようだから、ひとものるとつても理屈りくつるまい、だけれどおまい不正直ふしようぢき此處こゝ旦那だんならうとふに
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)