“必然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひつぜん40.0%
きっと36.0%
きつと12.0%
てっきり12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つきかはつてからさむさが大分だいぶゆるんだ。官吏くわんり増俸ぞうほう問題もんだいにつれて必然ひつぜんおこるべく、多數たすううはさのぼつた局員きよくゐん課員くわゐん淘汰たうたも、月末げつまつまでほゞ片付かたづいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「さあ、この子は考えることが上手だから必然きっと先生にでもなるかもしれない。——ね。お前そう思わないかい。」と母は言った。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
何処の学校でも、校長は鯰髯の高麗人で、議論をすると必然きつと敗けるものと見える。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
妻「おや/\私は着物や帯の模様が似て居たから必然てっきりおとみだと思ったら、着物の紋が違って居る」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)