“てっきり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
必定50.0%
必然21.4%
一定7.1%
的確7.1%
確適7.1%
覿切7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ええ、それで必定てっきり誘拐かどわかされたという見込でな。僕が探偵の御用を帯びて、所々方々と捜している処だ。「御道理ごもっとも。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
貴方様のお出発ちなされた後、大旦那様の御介抱を致しておりますると、二日目の晩になって、入口の方で何やら足音が致しまするで、必然てっきり貴方様が御帰りなされた事と存じまして
月世界競争探検 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
マーキュ 彼奴あいつめは怜悧者りこうものぢゃ、一定てっきりとうに拔駈ぬけがけして、今頃いまごろは(うちに)てゐるのであらう。
その怪しい視線とやらを、看板に投げたあなたが、お客様になってお入りになりました。それもまだお頭髪に手入れしなくても宜しい位なのに、お刈りになったので、的確てっきりそうと決めたのだそうです。
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
私は、「妙なことを言う。じゃ確適てっきりと此方で想像した通りであった。」と腹でうなずいた。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
覿切てっきりこの物の訛伝だ(一五八八年版ラムシオ『航海旅行記全集ナヴィガショニ・エ・ヴィアッジ』一巻三〇〇葉)。