“ひが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒガ
語句割合
74.3%
彼我17.1%
緋鹿3.2%
埤雅1.6%
1.1%
彼此0.5%
0.5%
淝河0.5%
0.5%
非我0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
能登路の可心は、ひがみで心得違いをしたにしろ、憎いと思った女の、あやまって生命いのちを失ったのにさえ、半生を香華こうげの料に捧げました。……
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
現に事がまとまるという実用上の言葉が人間として彼我ひが打ち解けた非実用の快感状態から出立しなければならないのでも分りましょう。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
トム公はかえって、ぎょっとしたように外の闇を見つめた。からたちのいばらをかして華やかな友禅ゆうぜんちりめんと緋鹿ひが帯揚おびあげが見えた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
明の李時珍りじちんがその著『本草綱目』に「按ズルニ陸佃りくでん埤雅ひがニ云ク、蕉ハ葉ヲ落サズ一葉ノブルトキハ則チ一葉ル、故ニ之レヲ蕉卜謂フ、俗ニ乾物ヲ謂テ巴ト為ス、巴モ亦蕉ノ意ナリ」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
眼蓋をあけて居るのが大儀にも思はれたが、人がどんな目付をして自分を見てゐるであらうかと云ふひがみが先になつて、彼は四辺あたりに注意を配ることを怠ることが出来なかつた。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)
是等諸種の摸樣は通例つうれい彼此ひがあいこんじて施され居るなり。彩色には總塗そうぬり、畫紋有り、兩種を合算するも其數甚少し。色は何れも赤なれど其内に四五種の別有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
なまじはじめの出が華やかだっただけに今ではすっかり心もちがひがんで腐りきってしまっていたのです。
初看板 (新字新仮名) / 正岡容(著)
平安が馬歩兵ばほへい四万を率いて追躡ついせつせるを淝河ひがに破り、平安の麾下きかの番将火耳灰ホルフイを得たり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
卑劣いやしい根性を持つて、可厭いやひがんだやうなことばかり言ふものが、下等人種で無くて君、何だらう。下手に社会へ突出でしやばらうなんて、其様な思想かんがへを起すのは、第一大間違さ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
我等のつかみたるは非我ひが
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)