“しょうはい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賞牌36.7%
勝敗20.0%
小沛13.3%
招牌13.3%
勝負3.3%
商牌3.3%
小輩3.3%
床杯3.3%
賞杯3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればローマ有名の史家プリニー当時のことを言いて曰くその田地は大将の手にて耕され、その土壌は賞牌しょうはいを冠したる犂鑱れいさんのもとに開墾せらる。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
と述べたが、天国に行かずとも、同じ地球の表面においてすらも、時の移るとともに人の勝敗しょうはいを定める標準が追々おいおい違って来るかと思われる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
あれも、いつのまにか、徐州の太守となりすましているが、聞くところによると、呂布を小沛しょうはいに置いて扶持ふちしているそうだ。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
或時は又歩道の丁度真上に、女医生何とかの招牌しょうはいがぶら下っている所も通れば、漆喰の剥げた塀か何かに、南洋煙草たばこの広告びらが貼りつけてある所も通った。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
王曰く、勝負しょうはいは常事のみ、日中を過ぎずして必ず諸君のために敵を破らんと。すなわち精鋭数千をさしまねいて敵の左翼に突入す。王の子高煦こうこう、張玉等の軍を率いてひとしく進む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
甲戌こうじゅつおおい斉眉山せいびざんに戦う。うまよりとりに至りて、勝負しょうはいあいあたり、燕の驍将ぎょうしょう李斌りひん死す。燕また遂にあたわず。南軍再捷さいしょうしてふるい、燕は陳文ちんぶん王真おうしん韓貴かんき、李斌等を失い、諸将皆おそる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ダーリヤが窓のそばへ歩きよる毎に、日除けの下に赤いエナメルの煙草屋の商牌しょうはいが下っているのが見えた。タバコ。コバタ。バタコ。——それは色々に読むことが出来た。——
(新字新仮名) / 宮本百合子(著)
小輩しょうはい、小輩、いったい汝はどこのちんぴらなるか」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして酒の激しい勢いでもってワッと立ち上ると、床杯しょうはいをすませたばかりの別室に雪崩なだれこんだから、武士の名誉にかけてもうどうすることも出来なくなりました。
くろがね天狗 (新字新仮名) / 海野十三(著)
現に今度の事件の起るまで、白銀号といえばウェセクス賞杯しょうはい争覇戦第一の人気馬で、賭もほかの馬に対して三対一という割合だった。