“甲戌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうじゅつ50.0%
きのえいぬ40.0%
かふじゆつ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治七年甲戌こうじゅつ十月、名古屋の森春濤がその時十四歳になる一子泰次郎を伴って出京した。泰次郎は後の槐南森大来かいなんもりたいらいである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
甲子きのえねを一とし乙丑きのとうしを二とすれば甲戌きのえいぬは十一であり丙子ひのえねは十三になる、少しめんどうなだけに、それだけの長所はあるのである。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
光含院孤峯心了居士、元祿七年甲戌かふじゆつ十一月二十三日と書してある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)