“れいまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
令妹66.7%
礼詣33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま此世このよひととのみおもつてつたかれつま——松島大佐まつしまたいさ令妹れいまい——日出雄少年ひでをせうねん母君はゝぎみなる春枝夫人はるえふじんであつた。
長谷川時雨女史はせがわしぐれじょしの実験談であるが、女史が佃島つくだじまにいたころ令妹れいまいの春子さんが腸チブスにかかって離屋はなれの二階に寝ていたので、その枕頭まくらもとにつきっきりで看護していた。
疫病神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
大佐たいさ令妹れいまい春枝夫人はるえふじん安否あんぴ——その良君をつと濱島武文はまじまたけぶみ消息せうそく——それよりさきわたくしからかたらねばならぬのは(大佐たいさ屹度きつとんだとおもつてるだらう)※去くわこねんあひだわたくしとも朝日島あさひじまつきながめて
また松島海軍大佐まつしまかいぐんたいさ令妹れいまいなるかれ夫人ふじんにはまだ面會めんくわいはせぬが、兄君あにぎみ病床やまひ見舞みまはんがめに、暫時しばしでもその良君おつとわかれげ、いとけなたづさへて、浪風なみかぜあら萬里ばんりたびおもむくとは仲々なか/\殊勝しゆしようなる振舞ふるまひよと
「それから今日はお前、天神様の御縁日ごえんにちだからお礼詣れいまいりに上らなくては済みませんよ」
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)