“もちまへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
持前77.8%
特有11.1%
性質11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チッバ 無理往生むりわうじゃう堪忍かんにん持前もちまへ癇癪かんしゃくとの出逢であひがしらで、挨拶あいさつそりあはぬゆゑ、肉體中からだぢゅう顫動ふるへるわい。引退ひきさがらう。
くのかあ」とまだねむらなかつた船頭せんどう突然とつぜん特有もちまへ大聲おほごゑ呶鳴どなつた。おつぎはおどろいてまたさん土手どてはしつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
くだけかねばめられない特性とくせい發揮はつきして毎日まいにち特有もちまへちから輕鬆けいしようつちそらいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
如何に伐つて抛げ出したやうな性質もちまへが為する返答なればとて、十兵衞厭でござりまするとは余りなる挨拶、ひと情愛なさけの全で了らぬ土人形でも斯は云ふまじきを、さりとては恨めしいほど没義道な
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)