“のつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仰向33.3%
乗掛33.3%
冒頭33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をつとかたきおぼえたかといひさま彼の懷劍くわいけん胴腹どうばら突込つきこみしかばへい四郎はアツトこゑたて仰向のつけたふれ七てんたうなすゆゑ隣の座敷ざしきは源八歌浦うたうらなれば此聲このこゑおどろ馳來はせきたるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
思はずもしめたるものか千太郎はアツと仰向のつけたふるゝにぞ久八大いに驚怖おどろき周章あわてこれ如何どうしてからんと田溝たみぞの水を手拭てぬぐひひたして口にふくますれど全く息の絶たる樣子に久八今は途方とはうくれてん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さうして跫音がするとピタリと辞書を裏返しにして乗掛のつけるしかけなんでせう。処が薄い本だと宜いが、厚いのになると其呼吸が合ひますまい。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
子爵といふ金箔をツて社會に立たうと思はぬといふのを冒頭のつけにして、彼の如き事情の下に生まれた子は、親の命令に服從する義務が無いと喝破かつぱ
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)