“喝破”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かっぱ79.2%
かつぱ20.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬼王丸が喝破かっぱしたので森然しんと一座は静まったが、宙を舞っている盃は尚グルグルと渦巻きながら、人々の頭上を渡っていたが、突然
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
天上の楽を説くに対し、〈もろもろの天に生まれ楽しむ者、一切苦しまざるなし、天女汝まさに知るべし、我生死を尽くすを〉と喝破かっぱしたは
子爵といふ金箔をツて社會に立たうと思はぬといふのを冒頭のつけにして、彼の如き事情の下に生まれた子は、親の命令に服從する義務が無いと喝破かつぱ
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
滝田樗陰たちたちよいん君の如きも、上から下までずつと眼をやつて、「いけませんな」と喝破かつぱしてしまつた。
鑑定 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)